近年多くの自然災害が発生しています。
運転免許証を持っているということは、とても高い確率で車も維持していることでしょう。
あなたの愛車がその災害にあってしまった時にどうすればいいのでしょうか?
水没してしまった場合の対処方法をお伝えしておこうと思います。
災害発生の前にして置くといいこと
災害は突然やってきますが、備えというものはとても大切です。
日本は自然豊かな国ですから、何かあればすぐに災害に直結してしまうのかもしれません。
まずは、お住まいの地域のハザードマップを取り寄せて、どのような地域なのかの確認をしておきましょう。そして、あなたの家から近い高台の場所は把握しておくといいでしょう。
台風19号のように巨大で今までにない規模の予想が出ている場合には、出来るだけ大切なものをまとめて、避難してしまうのがいいでしょう。1000年に1度の災害ということが良くニュースなどで聞きますが、1000年に1度しか来ないのではなく、1000年に1度の災害が来たという風に考え方を変えておくといいでしょう。
避難したけれど空振りに終わった、という方が命の危険に合うよりも絶対にいいのですから。
水没車してしまった時にしてはいけない事
愛車が水没してしまった時に、絶対にしてはいけないことがあります。
それは、エンジンをかけるです。
エンジンは絶対に触ってはいけません。エンジンをかけて少しでも動くか確かめるという行為はとても危険です。
絶対に水没した車には触らないでください。
多くの地域で被災してしまった場合によくあるのは、水に流された車をどけたいから、エンジンをかけてしまうことです。ジャフなどの車を動かしてくれるサービスも何日もかかると言われてしまったために、どうにかしておかねばという気持ちから、このようなことを善意で行ってしまうのでしょうが、これは、車にとってもあなたにとっても危険ですので、やってはいけない行為なのです。
もしも、人に迷惑がかかると思う場合は、何時になれば、レッカー移動しますという様な張り紙をしておくといいでしょう。
災害時には、どうすることもできないことがあります。順番待ちになるケースも多いです。
ですから、このようなことがあったときには、分かるようにしておくことで、少しでも気持ちの負担を減らしておいてください。
車査定に出す
実は、車というのは壊れていても、事故を起こしていても、水没していても価値があるということを知っているでしょうか?
壊れていても、使える部分があるとか、パーツを取りかえればまた乗れるのです。
日本では、少しでも事故車であったり水没していたりすると、その車を嫌う傾向がありますが、海外に行けば日本車ほど優れている車はないというほど人気があるのです。ですから、日本以外の国での需要と供給があるのです。
ですので、日本で売らないという前提のもとに、日本車という魅力ある車が取引されます。
車査定に出すということを歯医者を考える前に行ってみて下さい。
車査定は、無料でできますのであきらめずに、幾つかの車買取に査定してみるといいでしょう。
水害車を中古車として売る悪徳業者
先日テレビのニュースでやっていたので追記しておきたいと思います。
水害にあってしまった車を買い取ってくれる業者があるというのは、とてもうれしいことです。部品になり、困っている人が助かるからですし、ただスクラップになってしまう車が1台でも減るということで、地球環境問題への取り組みにもなるかもしれません。
しかし、どんな世界にも悪人と言うのは存在しているようで、そのやり方が卑劣ですし、絶対に騙されないでほしいという思いが沸き上がってきました。
水没した車であっても、車を扱っている人たちは入手することは出来ます。理由は、部品を利用できるからです。
車は廃車手続きを行うということで処理されています。
しかし、中古車販売業者が水没車であることを告げて販売しなくてはならないという決まりはないので、水没車であることを隠して販売する業者は存在しています。かなりの人がだまされている状態であり、逮捕者も出たということをニュースで知りました。
車を購入する時に気を付けることしか、水没車を買わないようにする手立てはないようです。
車が異常に安い場合などは気を付けて下さい。逆手に取りやすい値段で売らないようにしている業者もあるようです。ネットなどで簡単に手に入る時代ですので、検索して安く買えてよかったという事ではなく、しっかりと内部の写真や自分の目で確かめる必要があるでしょう。
新車を購入出来る人ばかりではありません。高い買い物だからこそしっかりと、自分が買う車を見定めるようにしてください。
水害が多く発生しているのですから、水没車をつかまされないように願うばかりです。